「IT Leaders」にて自らITを活用、独自の道を切り開く中小企業として掲載
クリーニング店をネットでFC展開。
筆者が福岡市を訪れたのは2カ月はど前、桜が満開のときだったJ-SaaSのキャンペーンイペントで知った、“デリバリークリーニング”というサービスを提供する会社を取材するためだ。
福岡市天神から西鉄の各駅停車に乗って4つ目の平尾駅から徒歩約10分。大通りから少し入ったところに、小さなクリーニング店がある。
看板には赤い文字で「raccoon LAUNDRY」、歩道に面して「進化したシミ抜き“匠抜き”」のポスター。店に入ると、カウンター越しにビニールカパーに覆われた仕上がりの衣類がハンガーラックに並び、「会員募集中」のポップが貼られたレジの向こうで、若い女性従業員が立ち動いていた。
一見、何の変哲もない町のクリーニング屋さんだ。この店が福岡市内に直営5店舗を持ち、インターネットでさいたま市と横須賀市にフランチャイズ(FC)店を展開するベンチャー企業の本社であり、クリーニング業界に変革の波を起こしつつある発信源だとは、道行く人も思わないだろう。
(記事より抜粋)